長かった2ヶ月間

2001年10月25日
明日、病院に行きます。
紹介してもらっていたカウンセリングの病院の予約が一杯で
9月の初めに電話を掛けたのに、最初の診療が10月26日と
言われてしまったのです。
2ヶ月間、本当に長かったです。
何しろ、二人とも治らなければ
一緒には暮らせない、と言われているのですから
一日でも早く立ち直りたいと思っているのです。
夫からの手紙で、夫もカウンセリングに通っていることを知りました。
手紙には「治ったらまた一緒にやり直したい」と書いてありました。
だから、私も頑張らなければ、と思うのです。
その言葉を支えにして、頑張れると思います。
まずは、明日 病院に行って、カウンセリングを受けられるかどうか
診療してもらうことになるそうです。

それにしても、何も出来ずに待っているだけの2ヶ月間は
とても長く感じました。
バイトをしたり、DVに関する本を読んだりはしていましたが
夫の側の状況が分からないままだったので
「お前がいくら戻りたいと思っても
○○さんがもう一緒にやって行けない、と言ったら
どうするつもりなの?」という両親の言葉に
「夫がそんなことを言う訳がない!」と思いながらも
辛い思いをしていました。
でも、夫からの手紙を読んで、とても前向きな気持ちになれて
カウンセリングも頑張って受けてみよう、と思えました。

父は、また夫の元に戻れる日を心待ちにしている私に
不思議そうに尋ねます。
「そういう時 お前は、○○さんに暴力を振るわれたことは
忘れてしまっているのか?」と。
私は、暴力を振るわれたことは覚えています。
怖かったことや痛かったことも
その直後には忘れてしまっていたこともありましたが
今ではちゃんと思い出して、しっかり覚えています。
それでも、私はどうしても夫と一緒にやり直したいのです。
殴られて痛かったこと、怖かったこと、みじめだったことは
確かに沢山ありました。
でも、トータルで考えて、夫と一緒にいた1年4ヶ月の間
辛いことよりも楽しいことの方が多かったのです。
私の母は「家(夫と住んでいた家)にいて、毎日毎日
『殴られるかも知れない』と不安になったり
生活費を貰えなくてお金のやりくりに困ったりしているより
ここ(実家)にいて暴力やお金の心配をしないで暮らす方が
よっぽどいいじゃない?」と言います。
親としては、もっともなことだと思いますし
実家にいれば、暮らして行くためのお金の心配をしなくても済みます。
これは、とても恵まれていることだと思います。
というのも、夫の暴力から逃れたくて実家に相談したけれど
実家の両親に「あんた1人増えたら、食い扶持が増えて
とてもじゃないけどやって行けない」と言われてしまった、という話を
聞いたことがあるからです。
確かに、DVの被害に遭っていて、命からがら逃げ出した人は
すぐに働いたり出来ないと思います。
私も、出て来た直後は、近くに買い物に行ったりすることも出来ず
いつも当たり前のようにやっていたことが
とても困難になってしまっていました。
もしも実家に余裕がなかったら、時々バイトに行くだけでは
済まなかったと思います。
ゆっくり治療に専念するためにも
このことは両親に感謝しなければなりません。

とにかく、まずは明日の診療です。
だんだん、少しずつ緊張して来ました。
1日も早く夫と暮らせる日を夢見て頑張ろうと思います。

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