「お土産箱」
2001年9月28日夫と離れての生活は、味気ないものです。
時折、暴力を振るわれた時のことを思い出して怖くなったりもします。
それでも、私にとって夫は必要な人なのだと思います。
今でも、何を見ても何をしても、夫のことばかり考えてしまいます。
そのことは、時には辛いことでもありますし
(実際は夫が傍にいないから)
時にはとても心強い気持ちになることもあります。
突然 家を出て来た私のために、叔父が夫に連絡を取ってくれて
差し当たり必要な物を私の実家に送ってくれるように
頼んでくれました。
何日かの間、夫から音沙汰が無かったので、私の両親達は
「もう諦めなさい。あの人は勝手に家を出て来たあなたのことを
許せないでいるのかも知れないよ」と言いました。
でも、私は夫のことをある程度は分かっているつもりだったので
「きっと、頼んだ物が見付からなくて手間取っているか
中に入れる手紙を書こうとして困っているか
(夫は、メールは書くけれど手紙は苦手だと常々言っていたので)
そのどちらかだろうと思っていたので、気長に待つことにしました。
暫くして、夫から小包が届きました。
その中には、頼んだ物の他にも色々と
夫の思いやりが伝わって来るような物が沢山 入っていて
私はとても嬉しくなりました。
中でも、二人でいつも日曜日の朝に楽しみに見ていたアニメの
キャラクターの人形が付いているお菓子の箱を見付けた時には
胸がじ〜んとして、涙が出そうになりました。
「あの人は、まだ私の好きだった物や好きだった事を
ちゃ〜んと覚えていてくれたんだ!
二人の楽しかった事も、ちゃ〜んと覚えていてくれたんだ!」と
とても嬉しくなりました。
両親に色々と言われても、夫を信じて
小包を待っていて良かった、と思いました。
夫が色々と入れて送ってくれた小包の箱が、今、私の部屋にあります。
どうしても捨てられなくて、段ボールがとってあるのです。
私は、そこに「お土産」を入れようと思い付きました。
今まで、一緒に暮らしていた時は
私のパートのお給料が入ると、何か1つでも良いから
夫にお土産を買って帰ることにしていました。
それは例えばシャツだったりネクタイだったり
寒い季節なら肩当てや暖かい下着だったり、様々です。
今は、夫の好きな猫のグッズやポストカードなどを
その箱の中に入れて行こうと決めました。
そうしたら、なんだか気持ちが少し明るくなってきたのです。
それまでは、可愛い猫のグッズや、夫の好きそうな物を見る度に
「○○さんと一緒だったらなぁ……」と思って
泣きそうになってしまっていたのが
「お土産箱」を作ってからは、そういう物を見付けたら
取り敢えず買ってその中に入れることにしたので
「いつか渡せる日が来る」と思うと
あんまり泣きたくならないのです。
今は、可愛い猫のポストカードと、猫の柄のネクタイが入っています。
これからどんどん増えて行くと思います。
もしかしたら、私の独り善がりなのかも知れません。
でも、いつかこの箱を渡すことが出来たら
夫はきっと喜んでくれる、笑顔を見せてくれる、と思うのです。
私の母などは「今そんなに買ったって渡せるかどうかわからない」と
私がプレゼントを買おうとする度に私を止めます。
でも、今はこの「お土産箱」を渡せるようになることが
私の心の中の目標です。
時折、暴力を振るわれた時のことを思い出して怖くなったりもします。
それでも、私にとって夫は必要な人なのだと思います。
今でも、何を見ても何をしても、夫のことばかり考えてしまいます。
そのことは、時には辛いことでもありますし
(実際は夫が傍にいないから)
時にはとても心強い気持ちになることもあります。
突然 家を出て来た私のために、叔父が夫に連絡を取ってくれて
差し当たり必要な物を私の実家に送ってくれるように
頼んでくれました。
何日かの間、夫から音沙汰が無かったので、私の両親達は
「もう諦めなさい。あの人は勝手に家を出て来たあなたのことを
許せないでいるのかも知れないよ」と言いました。
でも、私は夫のことをある程度は分かっているつもりだったので
「きっと、頼んだ物が見付からなくて手間取っているか
中に入れる手紙を書こうとして困っているか
(夫は、メールは書くけれど手紙は苦手だと常々言っていたので)
そのどちらかだろうと思っていたので、気長に待つことにしました。
暫くして、夫から小包が届きました。
その中には、頼んだ物の他にも色々と
夫の思いやりが伝わって来るような物が沢山 入っていて
私はとても嬉しくなりました。
中でも、二人でいつも日曜日の朝に楽しみに見ていたアニメの
キャラクターの人形が付いているお菓子の箱を見付けた時には
胸がじ〜んとして、涙が出そうになりました。
「あの人は、まだ私の好きだった物や好きだった事を
ちゃ〜んと覚えていてくれたんだ!
二人の楽しかった事も、ちゃ〜んと覚えていてくれたんだ!」と
とても嬉しくなりました。
両親に色々と言われても、夫を信じて
小包を待っていて良かった、と思いました。
夫が色々と入れて送ってくれた小包の箱が、今、私の部屋にあります。
どうしても捨てられなくて、段ボールがとってあるのです。
私は、そこに「お土産」を入れようと思い付きました。
今まで、一緒に暮らしていた時は
私のパートのお給料が入ると、何か1つでも良いから
夫にお土産を買って帰ることにしていました。
それは例えばシャツだったりネクタイだったり
寒い季節なら肩当てや暖かい下着だったり、様々です。
今は、夫の好きな猫のグッズやポストカードなどを
その箱の中に入れて行こうと決めました。
そうしたら、なんだか気持ちが少し明るくなってきたのです。
それまでは、可愛い猫のグッズや、夫の好きそうな物を見る度に
「○○さんと一緒だったらなぁ……」と思って
泣きそうになってしまっていたのが
「お土産箱」を作ってからは、そういう物を見付けたら
取り敢えず買ってその中に入れることにしたので
「いつか渡せる日が来る」と思うと
あんまり泣きたくならないのです。
今は、可愛い猫のポストカードと、猫の柄のネクタイが入っています。
これからどんどん増えて行くと思います。
もしかしたら、私の独り善がりなのかも知れません。
でも、いつかこの箱を渡すことが出来たら
夫はきっと喜んでくれる、笑顔を見せてくれる、と思うのです。
私の母などは「今そんなに買ったって渡せるかどうかわからない」と
私がプレゼントを買おうとする度に私を止めます。
でも、今はこの「お土産箱」を渡せるようになることが
私の心の中の目標です。
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