インターネットと掲示板の人々
2001年9月15日私が、夫からの暴力を初めて受けた時は
正直言って「何がなんだか分からない」という感じでした。
一番初めの時は、私に対しては手を上げずに
家の中で暴れ回って、物を壊したり本棚を投げたりしました。
それだけでも怖くなってしまい
目の前で起きていることが進じられませんでした。
本棚を投げたりしないでしょう、普通……。
2度目の時は、病院に行かなければならないほどの怪我をして
その上、食器などを投げ付けられて粉々になってしまったので
「痛い」「怖い」のほかに
「何がなんだか良く分からない」という気持ちがあったのです。
でも、テレビや映画に出て来て暴れる暴力団やヤクザの人と
違うな、と思ったところは
ああいう人たちは、分かってやっている、というか
例えばある会社や個人に嫌がらせをするために
「どの程度」やるか、とか、「どこまでで止めるか」ということを
かなり意識的にやっている気がするのです。
ある意味で「統制」されているのです。
でも、私の夫の場合は、その「統制」がないのです。
自分の怒りが抑えられなくなって、自分が疲れるまで暴れるのです。
自分の気が済むまで暴力を振るうのです。
私はその度にパニックになり、恐怖で叫び声を上げてしまい
訳が分からなくなった状態で、夫の名前を呼びながら
夫に助けを求めてしまうのです。
夫に対して「もうやめて」という時もありましたが、それより寧ろ
「今、自分は怖い思いをしているから、助けに来て」と
なぜか夫が『正義の味方のヒーロー』みたいに
私を守ってくれる存在に思えてならないのです。
実際に目の前で私に殴り掛かっているのは
ほかならぬ夫なのに……。
そんな中、訳が分からず悩んでいた私を救ってくれたのは
インターネットの掲示板の人々でした。
DV関係のものがないかと検索していたら
ようやく見付けたのです。
600件もあった書き込みを、全部読みました。
それで、思い切って私も、自分のことを書き込んでみたのです。
見も知らぬ人たちが、ものすごく親身になって
色んなことを書いてくれました。
いたわってくれる優しい言葉、厳しいけれども温かい言葉
どれをとっても、ありがたくてありがたくて涙が出そうでした。
あったこともない、顔も知らない私のために……。
家を出た時も、夫と連絡を禁じられて苦しかった時も
沢山の人が私を力付けてくれました。
自らも長い間 夫から暴力を受けていた方や
経験者ではないけれど身近にある、という方や
男性の方などもいました。
本当にどんなに感謝しても足りないくらいです。
インターネットを始めたのは、ちょうど今から2年前ですが
「やってて良かったぁ」とつくづく思いました。
今はDV問題の関係の本も沢山出ていますが
そういう本を買って来たり図書館で借りて来たりしても
家の中の置き場所に困ってしまう、ということもあるし
インターネットでDVのことが見られるのは、本当に良いことです。
身近な人には相談出来なくても、掲示板になら書けるかも知れないし
便利だと思います。
この掲示板の他にも、DVを扱ったサイトは沢山あって
とても参考になりました。
その時は、優しい雰囲気で きれいにレイアウトされた
そうしたサイトを見ると
「すごいなぁ」と思って、そういうのを作る人は
きっと特別なセンスを持った特別に素敵な人なんだろう、と
漠然と思っていましたが
今から思うと、DVから脱出した、または脱出しようとしている
私と同じように迷ったり苦しんだりした経験を持つ人が
一生懸命、他の人にもこの問題を考えてもらうために
作ったんだろうなぁ……、と思います。
そのことに気付いたことが、この日記を書き始める
きっかけとなりました。
正直言って「何がなんだか分からない」という感じでした。
一番初めの時は、私に対しては手を上げずに
家の中で暴れ回って、物を壊したり本棚を投げたりしました。
それだけでも怖くなってしまい
目の前で起きていることが進じられませんでした。
本棚を投げたりしないでしょう、普通……。
2度目の時は、病院に行かなければならないほどの怪我をして
その上、食器などを投げ付けられて粉々になってしまったので
「痛い」「怖い」のほかに
「何がなんだか良く分からない」という気持ちがあったのです。
でも、テレビや映画に出て来て暴れる暴力団やヤクザの人と
違うな、と思ったところは
ああいう人たちは、分かってやっている、というか
例えばある会社や個人に嫌がらせをするために
「どの程度」やるか、とか、「どこまでで止めるか」ということを
かなり意識的にやっている気がするのです。
ある意味で「統制」されているのです。
でも、私の夫の場合は、その「統制」がないのです。
自分の怒りが抑えられなくなって、自分が疲れるまで暴れるのです。
自分の気が済むまで暴力を振るうのです。
私はその度にパニックになり、恐怖で叫び声を上げてしまい
訳が分からなくなった状態で、夫の名前を呼びながら
夫に助けを求めてしまうのです。
夫に対して「もうやめて」という時もありましたが、それより寧ろ
「今、自分は怖い思いをしているから、助けに来て」と
なぜか夫が『正義の味方のヒーロー』みたいに
私を守ってくれる存在に思えてならないのです。
実際に目の前で私に殴り掛かっているのは
ほかならぬ夫なのに……。
そんな中、訳が分からず悩んでいた私を救ってくれたのは
インターネットの掲示板の人々でした。
DV関係のものがないかと検索していたら
ようやく見付けたのです。
600件もあった書き込みを、全部読みました。
それで、思い切って私も、自分のことを書き込んでみたのです。
見も知らぬ人たちが、ものすごく親身になって
色んなことを書いてくれました。
いたわってくれる優しい言葉、厳しいけれども温かい言葉
どれをとっても、ありがたくてありがたくて涙が出そうでした。
あったこともない、顔も知らない私のために……。
家を出た時も、夫と連絡を禁じられて苦しかった時も
沢山の人が私を力付けてくれました。
自らも長い間 夫から暴力を受けていた方や
経験者ではないけれど身近にある、という方や
男性の方などもいました。
本当にどんなに感謝しても足りないくらいです。
インターネットを始めたのは、ちょうど今から2年前ですが
「やってて良かったぁ」とつくづく思いました。
今はDV問題の関係の本も沢山出ていますが
そういう本を買って来たり図書館で借りて来たりしても
家の中の置き場所に困ってしまう、ということもあるし
インターネットでDVのことが見られるのは、本当に良いことです。
身近な人には相談出来なくても、掲示板になら書けるかも知れないし
便利だと思います。
この掲示板の他にも、DVを扱ったサイトは沢山あって
とても参考になりました。
その時は、優しい雰囲気で きれいにレイアウトされた
そうしたサイトを見ると
「すごいなぁ」と思って、そういうのを作る人は
きっと特別なセンスを持った特別に素敵な人なんだろう、と
漠然と思っていましたが
今から思うと、DVから脱出した、または脱出しようとしている
私と同じように迷ったり苦しんだりした経験を持つ人が
一生懸命、他の人にもこの問題を考えてもらうために
作ったんだろうなぁ……、と思います。
そのことに気付いたことが、この日記を書き始める
きっかけとなりました。
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