夫には逢えなかった……
2001年8月31日14日になりました。
叔父が知り合いの部屋を借りてくれて、まずは夫と私抜きで
双方の両親と叔父と5人で話し合いが始まりました。
私は、隣の隣の部屋で、叔母に付き添われて待っていました。
夫のお父さんとお母さんの声が聞こえて来ました。
私のことを「本当にいいお嫁さんが来てくれた」と言って
いつもいつも可愛がってくれたお父さんとお母さんです。
私は、こうして逃げて来たことで、
お父さんのこともお母さんのことも裏切ってしまった気がして、
申し訳ない気持ちで一杯で、我慢が出来なくなって
隣の隣の部屋に飛んで行きたくなりました。
でも、事前に、「相手の親に会ったら、間違っても
『殴られたのは私が悪かったからなんです』なんて
言ってはだめなんだよ。
そういう風に言うと、彼が病気だということを分かってもらえなくて
『喧嘩両成敗』みたいなことになったら
彼の治療を受けるチャンスがなくなってしまうんだからね」と
何度も言われていたので、じっと我慢するしかありませんでした。
そのあとで夫が1時間程遅れてやって来ることになっていたのですが
私は「暫く外に出ていましょうね」と言われて
叔母に付き添われて1時間程街をぶらつくことになりました。
その間に、夫を含めて6人で話し合いをして
その後で私を交えて話をする、とのことでした。
でも、1時間後に私と叔母が部屋に戻ると、夫はいませんでした。
夫の両親が泣いていて、私が部屋に入って行くなり
私の名前を呼びながら「ごめんね」「ごめんね」と
謝りながら涙を流していました。
私は、夫に一目だけでも逢える、と信じて
連絡を禁じられても我慢していたのに、夫の姿が見えないことに
すっかり動転してしまって、「(夫は)どこにいるの?」と
泣叫ばんばかりに訊きました。
すると、私の母が、「たった今、帰ってもらったよ」と言うのです。
どうして……!?
一目だけでも逢うことが出来れば、きっと気持ちを伝えられたのに。
夫のことが嫌いになって家を出たんじゃない、とうことを
私はあなたを嫌いになったりしない、ということを
きっと伝えることが出来たのに。
「裏切られた」と感じました。
逢わせてもらえないと知っていたら、何としてでも連絡を取ったのに。
そもそもこんなに長く逢えないことになると分かっていたら
家を出て来たりしなかったのに。
悔やんでも悔やんでも、もう遅かったのです。
助けてくれた人たちに、本当は感謝しなければならないと
心の中では分かっていても、やっぱり「騙された」と感じました。
もう、最愛の夫に逢えなくなってしまったのです。
今まで、連絡を取れないでいた時は、心の中がジリジリして
火傷をしたみたいに痛かったのですが
もう逢えない、と思ったら、体の皮を剥がれたみたいに
体中が本当にヒリヒリと痛み出しました。
どうして帰っちゃったの、と訊くと、
両親と叔父とが、代わる代わる話し合いの様子を話してくれました。
まず叔父が「姪(私)からこういう風に(暴力のこととお金のこと)
聞いているんだけど、ほんとうなの?」と訊くと
「本当です」と答えたそうです。
それから、2〜3のやり取りの後、
「もう暴力を振るわない、って約束することは出来る?」と訊いたら
夫は、黙って俯いていて、とうとう最後まで
「もう絶対しません」とは言わなかったそうです。
自分でも、今まで「やめよう」「やめよう」と思いながら
カッとなると歯止めが効かなくなってしまうので
自分でも止めようと思って止められるものではないらしいのです。
「そんなことで、一緒に暮らす意味があるの?」と私の父が問うと、
夫は俯いたまま小さな声で「……ないと思います」と言ったそうです。
それで、私に逢わせないまま帰ってもらった、ということでした。
叔父が知り合いの部屋を借りてくれて、まずは夫と私抜きで
双方の両親と叔父と5人で話し合いが始まりました。
私は、隣の隣の部屋で、叔母に付き添われて待っていました。
夫のお父さんとお母さんの声が聞こえて来ました。
私のことを「本当にいいお嫁さんが来てくれた」と言って
いつもいつも可愛がってくれたお父さんとお母さんです。
私は、こうして逃げて来たことで、
お父さんのこともお母さんのことも裏切ってしまった気がして、
申し訳ない気持ちで一杯で、我慢が出来なくなって
隣の隣の部屋に飛んで行きたくなりました。
でも、事前に、「相手の親に会ったら、間違っても
『殴られたのは私が悪かったからなんです』なんて
言ってはだめなんだよ。
そういう風に言うと、彼が病気だということを分かってもらえなくて
『喧嘩両成敗』みたいなことになったら
彼の治療を受けるチャンスがなくなってしまうんだからね」と
何度も言われていたので、じっと我慢するしかありませんでした。
そのあとで夫が1時間程遅れてやって来ることになっていたのですが
私は「暫く外に出ていましょうね」と言われて
叔母に付き添われて1時間程街をぶらつくことになりました。
その間に、夫を含めて6人で話し合いをして
その後で私を交えて話をする、とのことでした。
でも、1時間後に私と叔母が部屋に戻ると、夫はいませんでした。
夫の両親が泣いていて、私が部屋に入って行くなり
私の名前を呼びながら「ごめんね」「ごめんね」と
謝りながら涙を流していました。
私は、夫に一目だけでも逢える、と信じて
連絡を禁じられても我慢していたのに、夫の姿が見えないことに
すっかり動転してしまって、「(夫は)どこにいるの?」と
泣叫ばんばかりに訊きました。
すると、私の母が、「たった今、帰ってもらったよ」と言うのです。
どうして……!?
一目だけでも逢うことが出来れば、きっと気持ちを伝えられたのに。
夫のことが嫌いになって家を出たんじゃない、とうことを
私はあなたを嫌いになったりしない、ということを
きっと伝えることが出来たのに。
「裏切られた」と感じました。
逢わせてもらえないと知っていたら、何としてでも連絡を取ったのに。
そもそもこんなに長く逢えないことになると分かっていたら
家を出て来たりしなかったのに。
悔やんでも悔やんでも、もう遅かったのです。
助けてくれた人たちに、本当は感謝しなければならないと
心の中では分かっていても、やっぱり「騙された」と感じました。
もう、最愛の夫に逢えなくなってしまったのです。
今まで、連絡を取れないでいた時は、心の中がジリジリして
火傷をしたみたいに痛かったのですが
もう逢えない、と思ったら、体の皮を剥がれたみたいに
体中が本当にヒリヒリと痛み出しました。
どうして帰っちゃったの、と訊くと、
両親と叔父とが、代わる代わる話し合いの様子を話してくれました。
まず叔父が「姪(私)からこういう風に(暴力のこととお金のこと)
聞いているんだけど、ほんとうなの?」と訊くと
「本当です」と答えたそうです。
それから、2〜3のやり取りの後、
「もう暴力を振るわない、って約束することは出来る?」と訊いたら
夫は、黙って俯いていて、とうとう最後まで
「もう絶対しません」とは言わなかったそうです。
自分でも、今まで「やめよう」「やめよう」と思いながら
カッとなると歯止めが効かなくなってしまうので
自分でも止めようと思って止められるものではないらしいのです。
「そんなことで、一緒に暮らす意味があるの?」と私の父が問うと、
夫は俯いたまま小さな声で「……ないと思います」と言ったそうです。
それで、私に逢わせないまま帰ってもらった、ということでした。
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