みんなで話し合い、でも私は……
2001年8月29日家を出て約2週間、私は毎日毎日 泣き暮らしていました。
「もう、暫くは家には帰れないよ」と言われていました。
前にも書きましたが、暴力を振るう夫の元から逃げ出して、
「やっぱり夫のことが好きだから
(或いは、残して来た子供のことが気懸かりだから)」と言って
夫の元へ帰ってしまったばかりに命を落としてしまった人が
沢山いるのだと言われました。
私はこの時、夫のことを愛していると思いながらも、
「夫は私のことを殺したりしない」と言い切れないでいました。
これまでに何度も何度も「死んでしまう!」と感じて
何度も何度も「悪かった、もう絶対しないから」と言われて
それの繰り返しでした。
信じたい気持ちと、怖いと思う気持ちとがごちゃ混ぜでした。
でも、暫くは逢えないとしても、夫に一目でも逢って
今の自分の気持ちを伝えたいと思いました。
突然出て来てしまったので、
「あなたが嫌いになって出てきたんじゃない」ということを
どうしても伝えたかったのです。
7月14日に、相手の両親と私の両親と、私達夫婦と、それに
仲介役として叔父夫婦の8人で話し合いがもたれることになりました。
その時に逢えれば、一言でも話せれば、
夫は私の気持ちを分かってくれる、と思っていました。
それで、その日の来るのを指折り数えて待っていました。
それまでは、夫からの電話に出るのも駄目、
メールを打っても駄目、と言われていたので、
「14日まで」「14日まで」と思ってその日を待ちました。
その間、私は叔父や周りの人から繰り返し繰り返し
「彼は病気なんだよ」「治さないと一緒に暮らせないんだよ」と
噛んで含めるように言い聞かされました。
私も実は、暴力を振るわれている時、
「この人は病気かも知れない」と感じたことが時々ありました。
例えば、初めてひどく殴られた時に、目から火花が飛び散って
やがて(一瞬ですが)目玉が膨らんだように感じて
目が見えなくなってしまったことがあったのです。
(その後の検査では、異常はありませんでしたが)
その時に、「やめて! やめて! 目がおかしくなっちゃったの。
見えないの! 見えないの!」と叫んでしまったのですが、
それでも夫の攻撃はちっとも止むことがなかったのです。
普通なら、殴っていても「目がおかしくなった」と聞いたら
驚いて殴るのを止めると思うのですが、
その日、夫は結局、自分が殴り疲れて気が済むまで
私を攻撃し続けました。
その時、言葉は悪いのですが「この人は狂っている!」と
思ってしまいました。
それなのに、どうして嫌いになることが出来ないのでしょう。
だから、周りの人から「彼は病気だよ」と言われると、
私も素直に頷けました。
そして「あなたも病気になっているのよ」と言われると、
これまた素直に納得することが出来ました。
家を出る3ヶ月くらい前から、私は喋る時に吃ったり、
食べた物を吐いたりするようになりました。
その頃は、夫の暴力が止んでいた時期だったので、
私は自分でも何が原因で吐いたり吃ったりしているのか
分からないでいました。
もしかしたら、気付きたくなかっただけなのかも知れません。
二人とも治療やカウンセリングを受けたら、
また元の仲の良い夫婦に戻って一緒に暮らせる、と
そればかりを思って、そうする内に話し合いの前日になりました。
ところが、前日になって叔父が「やっぱりお前は
明日は彼に逢わない方が良いと思う」と言い出したのです。
「なんで!?」私はパニックになりました。
14日に夫に会逢える、ということだけを心の支えにして
苦しさを乗り切って来たのに、前日になって急に……、と
とてもショックでした。
助けてくれた人達なのに、「騙された!」と感じました。
「もう、暫くは家には帰れないよ」と言われていました。
前にも書きましたが、暴力を振るう夫の元から逃げ出して、
「やっぱり夫のことが好きだから
(或いは、残して来た子供のことが気懸かりだから)」と言って
夫の元へ帰ってしまったばかりに命を落としてしまった人が
沢山いるのだと言われました。
私はこの時、夫のことを愛していると思いながらも、
「夫は私のことを殺したりしない」と言い切れないでいました。
これまでに何度も何度も「死んでしまう!」と感じて
何度も何度も「悪かった、もう絶対しないから」と言われて
それの繰り返しでした。
信じたい気持ちと、怖いと思う気持ちとがごちゃ混ぜでした。
でも、暫くは逢えないとしても、夫に一目でも逢って
今の自分の気持ちを伝えたいと思いました。
突然出て来てしまったので、
「あなたが嫌いになって出てきたんじゃない」ということを
どうしても伝えたかったのです。
7月14日に、相手の両親と私の両親と、私達夫婦と、それに
仲介役として叔父夫婦の8人で話し合いがもたれることになりました。
その時に逢えれば、一言でも話せれば、
夫は私の気持ちを分かってくれる、と思っていました。
それで、その日の来るのを指折り数えて待っていました。
それまでは、夫からの電話に出るのも駄目、
メールを打っても駄目、と言われていたので、
「14日まで」「14日まで」と思ってその日を待ちました。
その間、私は叔父や周りの人から繰り返し繰り返し
「彼は病気なんだよ」「治さないと一緒に暮らせないんだよ」と
噛んで含めるように言い聞かされました。
私も実は、暴力を振るわれている時、
「この人は病気かも知れない」と感じたことが時々ありました。
例えば、初めてひどく殴られた時に、目から火花が飛び散って
やがて(一瞬ですが)目玉が膨らんだように感じて
目が見えなくなってしまったことがあったのです。
(その後の検査では、異常はありませんでしたが)
その時に、「やめて! やめて! 目がおかしくなっちゃったの。
見えないの! 見えないの!」と叫んでしまったのですが、
それでも夫の攻撃はちっとも止むことがなかったのです。
普通なら、殴っていても「目がおかしくなった」と聞いたら
驚いて殴るのを止めると思うのですが、
その日、夫は結局、自分が殴り疲れて気が済むまで
私を攻撃し続けました。
その時、言葉は悪いのですが「この人は狂っている!」と
思ってしまいました。
それなのに、どうして嫌いになることが出来ないのでしょう。
だから、周りの人から「彼は病気だよ」と言われると、
私も素直に頷けました。
そして「あなたも病気になっているのよ」と言われると、
これまた素直に納得することが出来ました。
家を出る3ヶ月くらい前から、私は喋る時に吃ったり、
食べた物を吐いたりするようになりました。
その頃は、夫の暴力が止んでいた時期だったので、
私は自分でも何が原因で吐いたり吃ったりしているのか
分からないでいました。
もしかしたら、気付きたくなかっただけなのかも知れません。
二人とも治療やカウンセリングを受けたら、
また元の仲の良い夫婦に戻って一緒に暮らせる、と
そればかりを思って、そうする内に話し合いの前日になりました。
ところが、前日になって叔父が「やっぱりお前は
明日は彼に逢わない方が良いと思う」と言い出したのです。
「なんで!?」私はパニックになりました。
14日に夫に会逢える、ということだけを心の支えにして
苦しさを乗り切って来たのに、前日になって急に……、と
とてもショックでした。
助けてくれた人達なのに、「騙された!」と感じました。
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